2018 全日本カート選手権 OK 第9戦・第10戦

鈴鹿サーキット 11月17・18日

タイムトライアル 17位/26台

第9戦

予選 13位/26台
決勝 12位/26台

第10戦

予選 9位/26台
決勝 DNF/26台

今年最後のレース、前回菅生では当日のウェット路面に助けられたこともあったが、今までないウェットのパフォーマンスを発揮でき優勝。
今回の鈴鹿はドライでの今シーズン優勝を目指し、急遽テストに行ったりしたが、そう簡単にはいかず...
それでも1レース目はポイントを獲得し、2レース目は予選からいい手ごたえを感じていたが決勝ではエンジントラブルでリタイヤ。
いいシーズンの終わり方はできなかったが、シリーズはなんとか7位で終わることができました。



11月15・16日 晴れ ドライ
1日目の午前はエンジンの慣らしで午後からタイヤテストを開始。
タイム的にはテストの時と同じぐらいのタイムだったがフィーリング、タイヤの摩耗が予想以上に悪く、他のメーカーはコンマ2ほど速く1日目から遅れぎみ。
2日目はもう1回同じテストをして比較したが1発タイムが伸びずセット変更、フレームの比較などやったがタイムアップに繋がらず、タイヤの摩耗は路面が変わってきて少し良くなり、1発のタイムの差よりは縮めることはできていました。
車自体もアンダー対策と気温の低い状況のパフォーマンスに悩んでいました。
ポジション的には7~8番手あたりのタイムで、自分より前は他メーカーのタイヤのドライバーで厳しい状況。


11月17日 (土) 晴れ ドライ
午前に2回の走行があり、1回目は中古で2回目は新品、フレームももう1回比較して行きました。
色々変更して新品のタイムは上げることができなかったが、摩耗は改善され始めいい方向には行き始めました。
ただ気温の低い状況が悪く改善できない。

公式練習
午後の感じでは悪くないものの46秒2以上がどうしても出ず、午前中にフレームの比較をして感触の良かった方のフレームでタイムトライアルのシミュレーションをしました。
午前中とはコンディションが違い、ブレーキングからFrのフレーム下が擦ってアンダーがかなり出てしまい、ブレーキングでの突っ込みが午前より行けず、行かない分Frの初期のアンダーが強く旋回しない状態でした。
とくに強くブレーキングする1、3、最終コーナーがひどく、ベストからコンマ2落ち。
ただ午前中よりグリップ感があり、ブレーキもしっかり止まるけれどフレームが擦ってしまい、グリップを上手く使えない感じでした。
タレは急に少なくなり、摩耗も良くなっていました。
トップからコンマ3秒差の8位。

タイムトライアル
今回も2グループに分かれて行われ、自分は1グループ目。
スタートを1分遅らせて出て行き、スリップを使ってアタックをしたかったのですが、なかなか場所が取れず、ラスト1周でやっとスペースを取れてアタックに入りましたが、ヘアピンで前の車がミスをして最終コーナーで引っかかってしまい、グループ6位、さらに2グループ目の方が速く総合17位。
車のフィーリングはFrのアンダーが少し強いぐらいで悪くはなかっただけに勿体無かった。

第9戦 予選ヒート
4時から予選でタイムトライアルから気温が一気に落ち始め、気温が低い時のパフォーマンスが今週弱い自分達にとって得意ではないコンディション。
覚悟して摩耗を考えてタイヤを持たせることだけを意識して行きました。
ローリングの段階からタイヤの温まりが悪く、スタートでポジションドロップ。
予想以上にグリップが低くなっており、序盤はもう少し速く走れそうでしたが、タイヤの摩耗がかなり早く感じ、ペースを上げたかったけれど我慢して、同じペースで他のドライバーがタレるのを待っていました。
フィーリングは序盤からタイムトライアルと同じアンダーで、出口は入口のせいでスナップオーバーがでてしまい、中盤からはオーバーがひどくなってきてペースダウン。
ブレーキのリリースが早くしないといけなく、ブレーキングがまったくいけませんでした。
終盤は自分以上にタレた車を抜き13位でゴールできました。
順位を上げることはできましたが予想以上にタイヤの状況は悪く、決勝は午前中で気温が低い時なのでタイヤが持つか不安な終わり方でした。


11月18日 (日) 晴れ ドライ

公式練習
昨日の磨耗があまりにもひどいのとピークタイムが出ない原因を突き詰める為、10分の走行で初めて2台乗り比べました。
1台目に乗ったカートの方がグリップ感はあって感触は良く、エンジンは逆に悪く、昨日の予選で使った2台目は路面が綺麗になってから乗ったわりにグリップ感が無く、フィーリングはいまいち。
良かった方でもペースは他社よりコンマ3ほど遅く、タレも早い。
公式練習は12番手タイム。
トップは他社のドライバーで自分と同じぐらい使った中古タイヤ。
劇的に変わるものがない

第9戦 決勝ヒート
公式で良かった方のシャーシでとにかく2レース目に向けてテストすることに切り替えて行きました。
スタートは1コーナー前方で接触があり、回避したが大幅にポジションダウン。
テストから想定していたが序盤からペースを上げられず抜けない。
3周目から少しずつペースが上がり始め15位まで浮上。
序盤からアンダーが昨日の予選よりひどく、1、3、最終コーナーが悪く、舵角がかなり当たってしまいコーナー出口はスナップオーバーでタイヤの摩耗も予想以上にひどかった。
中盤からは前でバトルしてくれていたが食らいついて行くのが精一杯。
前でタレてきたドライバーの何台かを抜いて11番手まで浮上。
ラスト10Lは前後ともまったくグリップが無く、S字は雨に近いラインでないと走れないぐらいまで悪化。
それでもラスト2Lは頑張ってプッシュしたけれどタイムは上げられず、更に最終ラップの最終コーナー立ち上がりでエンジントラブルが発生。
失速しながらなんとかゴールまで運べることができ、12位ゴール。
タイヤの温まりの悪さとピークの低さ、タレの早さが大きくでてしまい、プッシュもできず、我慢のレースでした。
苦しい中で最低限のポイントは獲得。

第10戦 予選ヒート
決勝の結果から前後共にグリップ不足でタレも大きい状態だったので、新品の予選ではまずRrのグリップ不足を抑えようということになりシート位置を大幅に変更していきました。
S字~25R入口のRrのグリップ感、タイヤのたわみが無く、2レース目の予選に向けてどうやったらその部分が出るのかセットを変更して試しました。
気温はこの日一番高い状況。
Frのセット変更はアンダーがとにかくひどかったので戻していきました。
ローリングからタイヤの熱の入りが午前中と違い感触がいい。
スタートも上手く決まりポジションアップ。
序盤から決勝が低温になった場合を想定してタイヤをとにかく減らさないようにかなり用心して走っていましたが、思ったよりトップ集団がバトルを激しくやってくれて団子状態になり、そこで上手くポジションを10番まで上げることに成功。
中盤からペースの速い集団とタレてきた集団に分かれ始める。
中盤もバランス、ペースも良くタイヤは安定。
気温が高いお陰で構造のたわみが出てきて扱いやすさがありました。
アンダーなのは変わりなかったがクリップ〜出口のRrのたわみがあって良かったです。
自分は速い集団の一番後ろでコントロールしながら様子を見ていました。
中盤以降もバトルが激しく、ラスト5周から若干タレてきたけれど前でやってくれるお陰で5位まで浮上。
ラスト3周からバトルが収まり出したら周りのペースから遅れ始める。
純粋なペースが足らない。
そのせいでラスト2周のヘアピンで仕掛けられ出口でFrカウルが引っかかりコースアウト。10位に転落。
後ろが離れていたのでそのままの順位でゴール。
1台ペナルティーで繰り上がり9番。
ラスト2周での場所取りに少しミスをしたが、タイヤはしっかり残すことができていい感じでした。
最後がペースの落ち方がおかしかったのでエンジンもチェックしてもらったらトラブルを発見。
この週末一番いいセッションでした。

第10戦 決勝ヒート
予選では気温が午前より良かったこともあり、タイヤも自分のペース配分の通りの磨耗具合だったので決勝は同じ路面の条件だったら上手くいけば勝てそうな感じでした。
決勝に向けてはRrのグリップ不足を解消するためにRrのセットを変更していきました。
ローリングスタートする時のエンジン始動の時にちょっと異変を感じ、止まりそうになりましたが遅れながらも何とか持ちこたえて自分のポジションに戻ることができました。
予選同様にスタートさえ上手く決めて、トップ集団の中に入ることが絶対条件だったので集中していきました。
スタートは決まり3コーナーまでに6番手に浮上。
不安であった初動の悪さは予選同様になくいい感じ。
最初の2周はかなり余力があってフィーリングも新品に近い状態で5番に上がれそうでしたが、まだ自分のタイヤの磨耗が信用できなかったので無理はしなかった。
3周目あたりから前のペースについて行けなくなり始め、フィーリングは変わらないが立ち上がらない。
タイヤを守りながら、8番手まで落ちたが焦らず、自分のペースで後半の為に我慢していましたが3コーナー立ち上がりで急に立ち上がらなくなり失速。
キャブを触ったり色々試みましたが良くならず。
ピットに戻ることになりリタイヤ。
原因は電気系トラブル。
調子は良かっただけに本当に残念で本当悔しい終わり方でした。


最終戦の鈴鹿では事前テストを多くさせてもらいましたが、想定よりも他社との差があり、ドライでのパフォーマンスが足りませんでした。
ただスポーツ走行でのテストとレースウィークでのテストと同じ結果だったので、そこがいままでのテストとレースの結果の食い違いはなかったので良かったと思います。
持ってきたタイヤはミディアムだけが車のバランスが大きく違い、Frの構造も変わっている感じでアンダーがひどかったのでもう少しバランスが違う原因を突き詰めていきたいです。
もしバランスがハードと変わらなかったらレースで使いたかったなと思ってます。
最後のレースは路面温度が高く、タイヤが機能していていける感触だっただけにエンジントラブルは運がなかったです。


今年1年開幕戦からパフォーマンスやエンジントラブルで大苦戦して色々な方法を考えてやってきましたが、最終的な結果に繋ぐことができず大変な1年でした。
そんな中でも毎戦確実に苦しい中でポイントを獲り、菅生ではウェットのレースでチャンスをしっかりものにして勝つことができ、チームとしてはエンジントラブル以外のレースは常に最善のパフォーマンスを出し切り、ミスなく戦ってこられたと思います。
今年の苦労をこのオフシーズンの間にタイヤ、ドライバー、体制面を分析して来年チャンピオンへ押し上げられるように頑張ります。
今年1年間走らせていただいたダンロップタイヤ様、チーム、スポンサー様、応援してくださった方々ありがとうございました。

朝日 ターボ