2018 全日本カート選手権 第7戦・第8戦 report

スポーツランドSUGO 9月8・9日

タイムトライアル 17位/26台

第7戦

予選 9位/26台
決勝 4位/26台

第8戦

予選 5位/26台
決勝 1位/26台

約2か月空いての菅生大会。急遽テストを増やし茂原大会での改善点を修正して挑 み、レースウィークの走行から今年1番のパフォーマンスを感じ、タイムトライアル こそトラブルで下位に沈んだものの日曜日のウェットでは他よりアドバンテージがあ り、2レース目で今季初表彰台 OK 初優勝できました。今回で今年初めからの悪い流れを変えることができたレースでした。



9月6〜7日 テスト
1日目は午後からの走行枠しかなく、さらに菅生は連日の雨でコースコンディショ ンが悪く、すぐにはテストできる状況ではなかった。ただ絶対にやっておかなければ ならないテストだけ最後の2セッションだけで行いました。初日の調子としては今年 一番良く、最後のセッションは2番手タイム。今回、持ってきたタイヤのスペックを 大きく変えてきて今まで悩んでいた部分が少し改善されいい感じでした。ただデメリ ットもありタイヤの摩耗が予想以上に速い状態でした。
2日目は4回の走行で昨日のテストでレースで使うタイヤを決めることができたので この日は主にロングランやセットアップに時間を使いました。いつもどうりシャーシ の乗り比べを重点的に行い、最後のセッションは再走と新品でアタックに行きました が、摩耗と1発タイムが他社より少し悪く、もう少しコースコンディションと気温が 上がってくれればといった感じでした。最後のセッションは他社のタイムが上がり6 番手あたりのタイムでしたが、自分自身の調子は悪くなく、シャーシ自体もまだまと め切れてなかったのでまとめればトップ集団に入れそうな感触でした。



9月8日 (土) 曇り ウェット→ドライ
朝から雨。ウェットは事前テストがすべて雨だったためレインタイヤはだいたい決ま っていました。1セッション目からフィーリングはテストの時と変わらず、他メーカ ーが一昨年に出していたタイムからコンマ 5〜1秒近くまでしかこれまでタイムが出 せず今回も他社にウェットで大きく離されてしまうと思っていましたが思ったより遅 く、自分がトップタイム。2番手よりコンマ 3〜4 近く速く、フィーリングは良かっ た。2セッション目はシャーシの比較と摩耗だけが少し心配でしたのでセットアップ を変えていったら良くなりました。調子が良く、ウェットの方が戦える感触でした。

公式練習
雨は止んだが路面はウェット。公式練習からグループ分けがあり自分は B グループ。 雨が止みハーフウェットに近いウェットの走行で午前の最後のセッションのフィーリ ングが良かったのでそのままいきました。午前同様、新品からの初動も良く他社と比 べてもアドバンテージがあり総合トップタイム。好調。

タイムトライアル
公式練習から路面が乾きタイムトライアルはドライ。路面はどんどん乾いて行く方向 で最後の方にタイムが出る状況でした。最初から出てコースコンディションを見て最 後にアタックしようと考えていました。コンディションが悪いためタイヤを傷めない ように慎重にタイヤを温めてラスト 2 分でアタックに入りました。1 周目のアタック はまだ温まりが十分ではなかったのでもう 1 周アタック。前半セクションはグリップ を感じいい状態でトップを狙える感触だったが、バックストレートでエンジンが焼き 付き...そこで僕のタイムトライアルが終わり 1 周しかアタックができず、総合 17 位。いい感触だったのでほんとに残念。タイヤの状況は他より走っていなかったこと もあり摩耗は良く落ち込まず、切り替えました。

第7戦 予選ヒート
車の調子は良かったのでエンジンだけ載せ替えて行きました。路面は完全なドライ。 ただ雨の影響で路面コンディションは悪く、摩耗に厳しい。この週末僕らはコンディ ションによってはタイヤの摩耗量がとてつもなくひどくなる傾向があってそこを懸念 しながらレースを進めました。スタートはうまく決まり、4 台抜きオープニングラッ プで 13 位に浮上。序盤から周りよりペースは良く、ただフィーリング的にはタイヤ の温まりが良すぎて、タレるのが速い感触はかなり感じました。タレないようにペー スをコントロールして前半は他社タイヤのドライバーについていけましたが、予想以 上に摩耗が厳しく中盤にはグリップが低下。序盤から低速コーナーはコーナークリッ プ付近でアンダーが強く、高速コーナーはオーバーが強く、アンダーに関してはこの 週末でなかった症状で Fr は自分のようをはるかに超える摩耗スピードでした。同じ タイヤのドライバーよりは摩耗は良く、後半抜いて 11 番まで上がりましたが、ラス ト 3L はタイヤがまったくなくなってしまい急激にペースダウン。最終ラップに前で 接触があり、10 位ゴール。ペナルティーで繰り上がり 9 位。コースコンディションが 想定していたよりも悪く、ピーク時のバランスは良かったが摩耗は週末で一番悪かっ たです。それでも予選ポイントを獲得することができたので良かったです。明日に向 けてのドライでのセットアップは正直絶対に変えたら良くなる部分が見つからず、日 曜日は雨が降ってくれることを願って就寝しました。



9月9日 (日) 雨 ウェット

公式練習
朝からウェット。自分にとっては少なくとも1レース目だけはとても助けになる最高 のコンディションでした。公式練習はタイムトライアルで壊れたエンジンの慣らしの ため中古タイヤで走りました。最後の2周ほど全開走行をし、フィーリングは前日同 様、総合トップタイムで2番手よりコンマ2秒速く、絶好調。

第7戦 決勝ヒート
決勝に向けてセットを雨量によって少しいじろうかチームと相談し結局少し変えてい きました。ただ週末の中で雨量が一番多く、ローリングラップから、予想以上に温ま らない。スタート直後は他社のタイヤの初動がかなり良く、オープニングラップは順 位をキープできたもののトップには3台に離される。序盤から車のフィーリングがま ったく違い、ペースが上がらない。トップとは10周目までで毎周コンマ 3〜5 ほど 遅くギャップを広げられる。それでも他のドライバーよりはペースが良く、10周目 までには4位に浮上。このあたりからタイヤのレンジ範囲に入りそうな感じでグリッ プが少し上がり始めペースアップ。しかしフィーリングは Fr 初期のアンダーが強 く、Fr がなかなか温まっていない状態でした。中盤からトップ 3 より毎周コンマ 2〜 3 速いペースで追い上げ、4秒近く差をつけられた3位のドライバーよりはコンマ 3 〜4速いペースで追う。ラスト 4L から自分のタイヤも Rr がきつくなってきて少しペ ースダウン。最終ラップに追いついたが抜くまでには至らず4位でチェッカーを受け ました。雨量の多さに対して内圧が低くタイヤの温度レンジまで温まらなかったのが 序盤でかなり響いちゃいました。タイムはファステストタイムだったので調子は悪く なかったです。

第8戦 予選ヒート
決勝の結果でタイヤの内圧の見直しをしてセットも公式練習の状態に戻してエンジン も変えていきました。いくら速いとはいえ17番手スタートだったのでとにかく当た らないようにトップ 10 内でゴールするように考えていました。がしかし...エンジ ンが掛かったもののまったく走らず、レーススピードに戻れない。色々試し半周した 所で復活。ただ自分のポジションには戻れず最後尾からスタート。スタート直後から 午前の決勝よりグリップ感があり、オープニングラップで 10 台抜くことができ予選 スタートグリッドのポジションに戻す。序盤からバトルが多く接触の危険がある状況 でしたが、自分のペースが良かったので落ち着いて 1 台づつ抜いていきラスト 4L ま で 5 位に浮上。フィーリングは良く、後半の他のドライバーがタレてタイムダウンし ているところを自分はタレが無くベストに近いタイムでラップできていました。トッ プ 4 は離れていたので 5 位でフィニッシュ。決勝に向けて手ごたえを感じました。

第8戦 決勝ヒート
予選スタート前のトラブルの原因の特定と予選のフィーリングが午前の決勝より良か ったのにもかかわらずタイムが落ちた原因が分からず、少し悩みました。決勝の 1 時 間前に雨が止みはじめ、気温も下がり始める。セットアップはフィーリングが悪くな かったのでそのまま行くことにしましたが、タイヤの内圧だけはダミーグリッドに並 ぶまで悩みました。路面は乾いていく方向だけど気温が下がる状況で内圧を上げてい くことにしました。ローリングラップで予選同様のトラブルが出てしまいましたがす ぐに対処してローリングには遅れずに行けました。
ローリングからトップ 4 台中 3 台は自分より温まっていない状態が見て取れたので 最初の 3L が勝負だと思っていました。スタートは無難に決まり順位キープ。オープ ニングラップから予想道理タイヤの温まりにアドバンテージがあり 1 台抜き 4 位に浮 上。2 周目に 2 台抜き 2 位へ。特にプッシュはしていないけどトップよりペースが良 かったのですぐに仕掛けて 4 周目にはトップ。トップに上がってからは後ろを気にせ ずタイヤのマネージメントだけを気にして他とのタイム差は掲示板でチェックしなが ら走っていました。フィーリングは予選と同じ。毎周 2 位よりコンマ 5 速いペースで 後ろを引き離すことに成功。自分のペース自体も無理をしていない状態で心配なのは エンジンだけ。予選より若干違和感があり、思ったより走らない状態でした。少しヒ ヤヒヤしながらもペースを保ちながら、タイヤもまったくタレる気配は無く、結局 2 位に 10 秒近い差を広げてトップゴール。OK では初優勝で、ここ菅生でも初優勝だっ たのでゴール直後は叫びました。チェッカーを受けてからエンジンが壊れてストッ プ。強運の優勝でした。


今回は前回の茂原大会から約2か月近くインターバルがあり、その間で急遽テスト を行ったり菅生に向けてはダンロップタイヤ様やチームの皆さんがしっかり準備をし て下さったことを最終的に僕が結果で返すことができて本当に良かったです。正直菅 生前のテストは望んでいたドライのテストがまったくできずウェットでのテストばか りで、不安を残してレースウィークに入りました。それでもドライコンディションは 走り始めから今年1番調子が良く、ドライもコースコンディションによっては勝てそ うな手ごたえはありました。ドライはまだ改善の余地があるしレースウィークのテス トで明確な改善点は見えたと思うので次戦は更にパフォーマンスが上がると思ってい ます。ウェットも特に1レース目での雨量に対する対応ができていなくて優勝を逃し てしまったので温度レンジが外れてしまった時の対策を考えていきたいと思います。 今回の優勝で悪い流れを変えることができたと思うので次戦最終戦、鈴鹿もこれに満 足することなく、いいパフォーマンスを発揮できるようにタイヤ開発をやっていきた いと思います。
素晴らしいタイヤを用意して下さったダンロップタイヤ様、チーム、スポンサー様や 応援して下さった方々ありがとうございました。次戦が最終戦になりますので気を引 き締めて頑張りますので応援よろしくお願い致します。